夏のデザイン

7・8月の夏のデザインを探してみました。


1.雑貨

私が持っているシールやテープ、扇子などの雑貨から夏のデザインを探してみました。

こちらのシールは厚みのあるグラス素材でできていて、絵柄の印刷も半透明になっているので、ガラスのような透明感が特徴的です。

シールの絵柄もアイスクリームやドリンクといった夏らしい絵柄で、色がパステル調なのも爽快感があります。

このダイカットシールは海の生き物の絵柄に、さらにクリアな透明のシールでできています。

イラストが水彩風なのも、淡いイメージから涼しい印象を受けます。

夏のデザインといえば海の生き物が多いですね!

こちらはアイスクリームやドリンク、スイカやパイナップルなどのフルーツ、ハイビスカスなど、夏らしいモチーフが、ビビットなネオンカラーでデザインされているシールです。

先程までのシールはクリアな素材が使われていたり、イラストが水彩だったりと、『淡さ』『透明感』から来る夏らしさでしたが、このシールは反対に、ネオンカラーで、元気な夏!といった印象を受けます。

夏のイメージとして、上記のシールのようなクリア素材を使った、『涼しい』イメージのデザインは色んなところで見られると思いますが、このシールのようなデザインはどちらかというと『暑い』印象の夏らしさかなと思います。


冬のデザインのシールを見てみると、逆に冬をモチーフにしているシールはふっくらしていて、手触りも柔らかく作られています。

また夏のデザインに対し、冬のデザインには暖かさを感じる暖色(赤など)が多く使われているので、夏のデザインには寒色(青など)をメインに使うことで、見ていて涼しさのあるデザインに仕上げているのかなと思いました。



雑貨でもう一つ、私のいつも普段使っている扇子です。

薄い水色の地に、黄色と白でパイナップルやレモン、濃い青色でネズミが描かれています。

柄に黄色や白を使うことでそれほど派手な印象は受けないものの、濃い青色のネズミがアクセントになっていて、個性的だけど派手すぎない色の構成がとても気に入っています。





2.本の表紙

7〜8月に刊行されていた本や、話の季節が夏の小説・漫画の表紙を集めて、イラストを中心に見てみました。


イラストを見ると青空、入道雲、花火、海といった要素が多く取り入れられています。

青空と海に朱色の鳥居が映えて印象的な表紙です。

こちらの表紙は人物が中心のイラストですが、半袖を着ていたり、子どものキャラクターの動きがはつらつとしているので、同時に夏のエネルギッシュな雰囲気も表現されていて、「夏のお話なんだな」というのが伝わってくると思います。

この表紙は、イラストは赤のみで着彩されていてすごくシンプルですが、トマトという夏の野菜から、夏をイメージしたイラストであることがわかると思います。

タイトルの緑とイラストの赤、トマトが「夏らしさ」の要素になっている表紙です。




3.イベントチラシ

今年の夏、7〜10月にかけて上野の国立科学博物館で開催される『海』がテーマの特別展です。

もちろん海がテーマなので、チラシ自体も様々な青色で表現されています。

見開きになっていて、中はこのように展示内容の紹介になっています。

先ほどの扇子で使われていた配色と似ています。青と黄色はやはり涼しい、爽やかな印象とエネルギッシュな印象が同時に出せるので、夏のデザインにはよく合う気がします。

青と黄色の配色について気になったので、少し調べてみました。

青と黄色の組み合わせは配色技法として、安定感のある心地よい配色とされていて、補色による効果で、明快でリズミカルな配色として多用されているそうです。

夏のデザインとは逸れますが、参考にした記事内でも紹介されていたTポイントカードツタヤのロゴも青と黄色の配色で、コントラストがとても印象的だと思います。




まとめ

「夏のデザイン」ということで探してみましたが、シールのように素材を工夫して夏の爽やかさ・クリア感を出してみたり、逆にビビットなデザインでエネルギッシュなイメージの夏を表現したりと、夏のイメージ像にも結構なバリエーションがあるように感じました。

モチーフとしては海や青い空やもくもくとした入道雲、スイカやアイスクリームなどが王道のモチーフだと思いました。

青と黄色の配色が夏のデザインによく合うということは、なんとなく感じてはいたものの改めて新しい発見でした。

前回季節のデザインを探した時よりも、身近なところからたくさんのデザインを見つけて、色々気づくことができたので、夏のデザインをする際は、今回気づいたことを活かして作ってみたいと思います。

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