母の日・父の日
5月、6月の行事といえばやっぱり母の日・父の日ですよね。
(それぐらいしか思いつかないくらい5、6月の影が薄いといえばそれまでですが、特にパッとしないこの時期に母の日と父の日入れた人すごい。一気にイベントが増えてる。)
今年の母の日は5月14日でしたが、私の母は食べることが好きなので妹や兄と一緒にスイーツをプレゼントしました!美味しかったです。
さて、「母の日・父の日のデザイン」ということですが、思いつくものといえば
〈母の日〉
- カーネーション
- 赤、ビンク
〈父の日〉
- 父の日の花って何??
- 青、白
...くらいではないでしょうか。
と言っても、母の日・父の日のギフトやメッセージカードって、ほぼ今挙げた要素でできている気がしませんか?
では、これらの要素を使わずに母の日・父の日を表現するとしたらどんなデザインになるのでしょうか。
実際に作ってみます!
まず、今回は実験的な意味合いで行うので
- 比較がしやすいシンプルなデザインにすること
- 〈母の日〉赤、ピンク(暖色系)を使わない→寒色系を使用すること
- 〈父の日〉青、白(寒色系)を使わない→暖色系を使用すること
という条件で作成します。
果たして表現できるのでしょうか...。
そして完成したのがこちら!
上が母の日、下が父の日です。
今回は、それぞれお祝いの気持ちを込めて渡すメッセージカードとして作成しました。
作品についてそれぞれまとめてみると、
〈母の日〉
意識したところ
- 寒色系の中でもくすみカラーを使用
- フォントは華奢で曲線を帯びた『筑紫B丸ゴシック』を使用
- 形が丸みを帯びたハートを作成し使用 →母(女性)の包容力や暖かさ、繊細さを表現
反省点、改善点
- やはり寒色だけで母の日を表現し切るのは難しい→緑などの中間色も試してみたが、「母の日」という感じがあまり出なかった
- フォントや図形のデザインで母の日の柔らかい感じは出せたかもしれないが、一目見て「母の日のメッセージカードだ」と思わせられるかは分からない
〈父の日〉
意識したところ
- 母の日のデザインによく使われるような薄いピンクではなく、原色に近い赤やピンクを使用
- フォントは太くインパクトのある『Impact』を使用
- 文字のハート(❤️)を使用 →母の日のデザインと対比させて差別化、通常は上品に仕上げられたデザインが多いが父(男性)の力強さを押し出したデザインに
反省点、改善点
- やはりパッとみてすぐに「父の日のメッセージカードだ」とはならないかも
- 赤を生かせるようにあえてファンキーなデザインにしてみたが、大多数の人は選ばないかも
という結果になりました。
行事ごとのデザインはモチーフや配色パターンの定番が長年にわたって定着し、あらかじめ私たちの中でイメージ像が決められているため、全く反対の色を使用してそれぞれの行事を表現するのは難しいのだと痛感しました。
逆に、今回作成したメッセージカードのように定番色、定番デザインだけでなくてもさまざまな色やデザインのものが選択肢として入るのも、幅が広がって面白いのではと思いました。
今回はIllustratorでメッセージカードを作ってみたのですが、自分自身Adobeのスキルが低いので、凝ったものを作れなかったのはもどかしかった...!!
苦手分野ではありますが、これから頑張ってスキルを身につけていきたいですね!
(おわり)
余談
調べてみたところ、赤いカーネーションの花言葉は「感謝」だそうですが、父の日に送る花で代表的なのは「黄色のバラ」で、花言葉は「献身」「平和」。黄色は幸福や喜び、命を守る色、信頼や尊敬など、さまざまな意味があるようです。
父の日に贈れる花があったのか...。
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