オススメ本!
最後のブログは何書こうかな〜ネタが無いな〜〜と思いつつ、「三か月文庫」と言ってるからには、やはり本に関する記事が良いかということで、今回は最近読んだ本や、私のオススメの本を紹介したいと思います。
装丁のデザインに関わらずの選出なので、デザインの話はところどころに…。
気になるものがあったら、ぜひ図書館などで借りてみてください☺️(本って高いよね)
夏休みの読書にもどうぞ📚
①秘密の花園/フランシス・ホジソン・バーネット
イギリス出身の小説家、バーネットの児童文学小説です。
天涯孤独となってしまったインド出身の主人公・メアリーが、血の繋がっていない、イギリスの伯父の家に引き取られるところから、物語は始まります。
わがままな性格、血色の悪かったメアリーが伯父の家で毎日を過ごしていくうちに、快活でお転婆な少女へと変わっていく様子や、さまざまな登場人物と花園をめぐるストーリーが描かれています。
この作品は、小学生のころにおじいちゃんから誕生日プレゼントでもらって、それから大好きな本の一つになりました。可愛らしい挿絵や、満開の花園を思わせるようなピンクの表紙が、物語とマッチしていると思います。
②海底二万里/ジュール・ヴェルヌ
ブログの一番最初の記事でも書きましたね!!もう一回書きます!!!最高なので。
SFの父と呼ばれたジュール・ヴェルヌの代表作とも言える『海底二万里』。
海洋学者のアロナクス教授、助手のコンセイユ、銛打ちのネッド・ランドが、謎の人物・ネモ船長と共に、ノーチラス号で世界の海を冒険するSF小説です。
「海底2万マイル」はディズニーで知っている人も多いと思いますが、原作を読むことでより映画やアトラクションを楽しめると思います^^
初めて海底2万マイルを読む方は、ポプラポケット文庫版がオススメです!新潮文庫版はより描写が詳しかったりするので、もっと知りたい!という方にオススメです。
どちらの装丁も大好きなのですが、ポプラポケット文庫の表紙等イラストは「黒イ森」というイラストレーターさんが担当していて、本当に黒イ森さんにイラストをお願いしたのは天才的だなあとしみじみ思います。
こういうイラストレーターさんとのマッチングって出版社の方がSNSなどを見たりして探していくらしいのですが、本当に世界観がピッタリハマっている感じがします。
③有頂天家族/森見登美彦
④四畳半タイムマシンブルース/森見登美彦
この二つはまとめて紹介。
森美登美彦先生の『有頂天家族』と『四畳半タイムマシンブルース』です。この二つは特に、夏に読んでほしい作品!
イラストレーター・中村佑介さんの描いた『四畳半タイムマシンブルース』の表紙も、夏らしい浅葱色で思わず持ち歩きたくなります。
また、どちらもアニメがありますので、そちらもぜひ見てみてください。
気分はまさに京都の腐れ大学生!(響きが悪い)
⑤斜陽/太宰治
太宰治の代表作とも言える作品です。
こちらのカバーは、アプリゲーム「文豪とアルケミスト」とのコラボカバーで、中身は普通に新潮文庫版の斜陽です。
このような近代文学作品は、同じ内容でもさまざまなカバーで発売されていることが多いですよね〜。若い女性に向けた可愛らしい素朴な模様のデザインシリーズとか、今回のようなコンテンツとのコラボとか。
色々なカバーで出すことで売り上げにつながるのも理由にはありそうですが、単純に集めてコレクションするのも一つの楽しみ方のような気がします。
実は夏休みの終盤あたりに青森に行く予定で、太宰治記念館にも行こうと思っていたので必要に駆られて読んでみました。
…………
いや太宰治凄っ……………
初めて小説を読んで「凄っ」と思いました。
「面白い」というより「凄い」。
近代文学って、思想がなんちゃら〜とか派閥がどうたら〜とか小難しい印象で、義務教育と指で数えるくらいしか読んだことがなかったので、読む前は、正直私がこれを読んだところで理解できるのかと不安だったんですよね。
実際理解できたとは言えないですが、一度読んでみることをオススメします。
⑥ダンピアのおいしい冒険/トマトスープ
最後は漫画!
トマトスープさんの『ダンピアのおいしい冒険』です。
ダンピアは実際に実在した探検家で、イングランドの私掠船の乗組員でした。
この『ダンピアのおいしい冒険』は、そのダンピアの書いた『最新世界周航記』を元に描かれています。
元となった『最新世界周航記』が復刊された際には、トマトスープさん書き下ろしのダンピアが描かれた帯がつきました。
トマトスープさんの作画のコミカル感と漫画自体の独特のシリアスさは、この作品ならではだと思います。
漫画の表紙といえば紙の素材など色々工夫されていることが多いですが、ダンピアはツルツルした材質のコーティングがされた表紙です。トマトスープさんの絵柄は主線のないシンプルなイラストなので、この材質もあっている気がします。
こちらからチャプター1〜7まで読めるのでぜひ!
いかがだったでしょうか。自分で本の魅力を言葉にするのって大変だな...。
少しでも気になったものがあれば嬉しいです!
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