『明日のナージャ』が良すぎる話
こんにちは。
みなさん、『明日のナージャ』というアニメをご存知でしょうか。
以前Twitterを見ていたら、『明日のナージャ』というアニメが20周年を迎えるそうで、アニバーサリーBD-BOXが発売される記念として、地上波で特別放送があることを知りました。
(東映アニメーションのツイートより)
『明日のナージャ』とは?
2003年2月2日から2004年1月25日まで、朝日放送を制作局としてテレビ朝日系列で毎週日曜8:30 - 9:00(JST)に全50話が放送された、東映アニメーション制作の女児・少女向けアニメ。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
調べてみると2003年〜2004年の間に放送したアニメだそうで、私は2005年生まれの現在18歳なので、ギリギリ誕生しておらず知らなかったのですが、現在25〜30歳の方は世代なんじゃないでしょうか。
現在YouTubeで第一話のみ見れるそうで、私もこの機会に見てみたのですが、
これ、めちゃくちゃ良い。
まず主人公ナージャのキャラクターデザインがとても良い。
私の趣味の傾向として自然的な金髪(ブロンズ)と「フランス」という国が絡んでくるとまず好きなのですが、無垢で天真爛漫でありつつも、気品溢れる少女というキャラクター像がうまく反映されていると思います。
キャラクターデザインは『デジモン』のキャラクター原案などで知られる中澤一登さんという方が担当しており、『明日のナージャ』の制作秘話を当時のプロデューサーである関弘美さんが語った動画で、関さんは
『ナージャは非常に前向きなキャラクターですし明るい子だし、踊ったりするのが大好きな子だから、そういった快活さというのは必要なのですが、品の良さがないとだめ。そこだけは、私は譲れないと思っていました。』
『小さな子供とお母さんが見て不愉快にはならない、それでいてキャラクターとしての華があって、なおかつ前向きな生き方ができる女性を、キャラクターとして落とし込みたいと思ったからなんです。』(「関Pが語る!『明日のナージャ』制作秘話#2「スタッフ」編」)
と語っており、アニメにおいての「キャラクターデザイン」の重要性がわかります。
このインタビューを聞いていてあまりにも私が受けた印象と合致していたので、ナージャのキャラクターデザインはまさに狙い通りのデザインになっているということでしょうか。
次にOP・EDの映像。
第一話の01:25~01:45あたりのOP、舞踏会のシーンはおそらくこのOPの一番の見どころだと思うのですが、作画はもちろんカメラワークが特徴的で、舞踏会の会場の空間の広さを感じさせます。
20年前のアニメーションとは思えない臨場感だと思います。
OP・EDの曲自体も名曲なんじゃないでしょうか。
最後に作品のストーリー。
女児・少女向けのアニメではあるものの、その内容は孤児である主人公のナージャが母親を探すために20世紀初頭のヨーロッパ・エジプトを旅するというもので、多くは貴族と平民の格差、嫉妬による裏切り、ナージャをめぐるロマンスといったもので、歴史的な要素も多く含んだ大人向けのストーリー構成となっているようです。
『明日のナージャ』は、『おジャ魔女どれみ』と『ふたりはプリキュア』という二大魔法・変身モノの間に放送された作品だったため、そのストーリーの複雑さからあまり評判は上がらず打ち切りとなってしまったようなのですが、それがこの作品の魅力とも言えるでしょう。
20周年を記念した地上波特別放送第26話は、TOKYO MXで6月27日(火)23時~23時30分放送です。
今回放送される第26話は、演出をあの細田守さん(サマーウォーズや時をかける少女など)が担当していた回だそうで、話の内容は分からなくても見る価値はある!と思います!
みなさんも6月27日、来週!ぜひ見てみてください。
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